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「ちくせんのわ」インタビュー・長澤愛菜さん

武蔵野美術大学3年 長澤愛菜さん
[プロフィール]
クリエイティブイノベーション学科在籍。産官学共同プロジェクトの一環で美郷町へ。滞在期間中にイノシシの美味しい部位を知ったそう。
[本文]
Q1 美郷町のプロジェクトを選んだ理由は?
山梨の出身で、自分は果たして山のそばで暮らしていきたいのかを考えてみたかったんです。宮崎の山の暮らしを知って、ここに生きている人たちの考えを知れたらいいなと思っていました。一次産業、特に林業をもう少し知りたいという思いもありました。
Q2 印象に残った出来事は?
一番大きかったのは、川口元衛さんとの出会いです。若宮ミリョク展では元衛さんの写真集を制作しました。「やりたい」と言うと、何でも教えてくれて、イノシシの解剖ができたのもうれしかったです。毎日朝早くから訪ねて、飼料の粉砕機の刃の付け替え作業も藁のロール作りもさせてもらいました。
Q3 約1ヶ月間過ごして、美郷町はどんな場所だと感じていますか?
若宮地区にどっぷり入らせてもらって、人のつながりが強い場所だと感じています。人と向き合うことを大切にしていて、考えを伝えてくれる、自分たちが話したことをしっかり覚えてくれていることにも驚きました。いろんな人が気にかけて助けてくれて、東京なら財布を忘れて出かけたら取りに戻ると思うんですけど、そのまま出かけても安心できるほど。みんな、しょっちゅう財布を忘れていました。
Q4 短い期間で関係を築くためによかったことは?
地元学と敬老会の飲み会で、関わり方が変わりました。最初は美郷町見学ツアー、お客さんと感じていましたが、飲み会をきっかけに、お客さんじゃなくなって、地元の方に受け入れてもらえたと思いました。
Q5 これからやってみたいことは?
メンバーみんなで、何かアウトプットしていきたいと話しています。最初に考えていた、自分が山のそばで生きるかどうかについては、決められないほどたくさんのことを得ました。これからは、ここで受けた影響があるだろうと思います。コミュニケーションのあり方、くらし、仕事のあり方、営みって何だろうなど、疑問がつきません。何か一つ卒論で向き合えたらいいなと思います。美郷町は、寂しいとき苦しいときも帰る場所になったと心から思っています。またいつか帰ってきたいです。
(令和6年10月取材)
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