西郷花水流区
ちくせん実行委員会 総務部　池田孝二郎さん

[プロフィール]
花水流出身、在住。さまざまな仕事を経験し、30歳のときにUターン。長く看板作成を手がけてきた。農用地管理組合員の書記も務め、花いっぱい活動にも取り組む。

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Q１ 花水流はどんなところ？
美郷町の入り口、川と共にある地区です。小さい頃から川が遊び場。昔は自宅近くには橋がなくて、渡し船が生活の足でした。橋が架かったのは平成に入ってからでした。子どもの頃の夏休みは、10時から川遊びOKで、1日中、川三昧。魚も多くて、ぼっぽ（かご）を仕掛けてウナギをたくさんとりました。その頃はデンプン加工用のサツマイモがこの辺りの特産品でした。今は金柑と梨が名物です。

Q２ 昨年の地元学の手ごたえは？
地元にいると気づかないけれど、よその人の目から見ると、耳川沿いは景勝地といえるほどなのですね。高評価をもらって活力になったと思います。ちくせんメンバーは「“活力が出た”で終わったらいけない」という気持ちになっています。「どうかせんといかん」という気持ちが出てきました。評価をもらって、きれいにまとめてもらって、やる気を起こすきっかけになりました。

Q３ かかし祭りや花の植栽など他部との連携も盛んですね。
「かかし村」は8年前から地区の産業部で、稲刈り後の田んぼで開催しています。昨年は産業部と話し合って、期間中の週末にイベントを開きました。射的、ステージや梨の重さコンテストなど盛り上がりました。一昨年から記帳ノートを置いていて、これを読むと励みになりますね。また、花水流という地名に合わせて花の植栽もしています。コスモスとヒガンバナは10数年前から農用地管理組合で始めました。個人的にコスモスの種を蒔いている方、畑を花畑にしている方がいるんですよ。昨年からは私も畑にヒマワリを植えています。ヒマワリと権現山がきれいですよ。

Q４ これからやっていきたいことは？
まずは地元出身者が戻りたいと思えるような場所にしたい。若者のUターンも活力になります。お互いが支え合いながら、楽しくやっていくのが大事だと思います。昨年、新しい公民館ができたので、農用地管理組合で古い公民館を利用できないか検討しています。直売所や飲食ができる場所を作れたらいいですね。楽しみがエネルギーに変わり、地区を支えるのだと思います。
（令和6年9月取材）